ベル・フランチェシカ(16)
エスフォル|自然保護地区出身
エスフォルの自然保護地区に自身の祖母と二人で暮らしている女の子。
素朴な雰囲気の中にどこか高貴な印象を受けるが口を開き、体を動かせばいたって普通の典型的な田舎のお転婆娘。
家族は同居している祖母しかおらず父親は行方不明、母親は開発地区にて研究員を務めエスフォルにおいて非常に重要な開発に携わっているため他人を認識できるようになってからは一度も顔を合わせたことはない。
この事情から家の雑事から体の不自由な祖母の世話は彼女の仕事であり日常。
表向きはテレーズという姓を名乗っているが本来はこの国にはもう存在しないとされているフランチェシカという姓がある。
別姓がある事はたとえ誰であっても明かしてはならない秘密と教わってきたため今でもそれを一人静かに守っている。
ロワ(?)
出身不明
人の言葉を話す灰色の兎。
エスフォルでは絶滅したといわれている種族、動物ーアニモーである。
全身が傷だらけで包帯が目立つうえに左耳は途中でちぎれてしまっている。
常に無口であまり多くを語らない。
ベルの祖母(?)
エスフォル|出身不明
ベルの育て親。
手先が器用な方ではなく家事が大の苦手。ベルが家事上手になったのはあまりにもひどかった祖母のためだった。
とても明るく陽気な性格の持ち主で空想上の話を即興で作るのが得意。ベルが幼い頃はいつも話して聞かせていたが数年前から物忘れが激しくなり、会話もかみ合わなくなってしまっている。
足腰も悪く家にこもりきりで、眠っていたかと思えばふと思い出したかのように国の成り立ちに関する歴史を話したり、いつも大事に持っている分厚く大きな何かの本を開いては読みふけっている。
サンディ・アングラード(16)
エスフォル|中央地区出身
ベルの幼馴染で幼い頃は二人でエスフォルを駆け回っていた。
今は互いに仕事があるため常に一緒、というわけではないが頻繁に会い顔を合わせれば冗談を言い合ったりはする。
基本的にのんきな性格だがどこか冴えない自分と生き方に不満をもちつつ現状打破の糸口が見つからないことにやきもきしており、城壁の外の世界への憧れを抱いている。
見た目は細身だが意外にもかなりの怪力。
中央地区の旧市街で姉とともに古本屋兼喫茶店を営んでいる。
カミーユ・アングラード(20)
エスフォル|中央地区出身
サンディの姉。
物腰穏やかで誰に対しても優しく接する旧市街のアイドル。
ベルの憧れの人でしょっちゅう店を訪ねては手伝いを率先して申し出るほどには懐かれている。
一時期、未来地区のスクールに通っていた関係か中央地区出身とは思えないくらいの気品を兼ね備えている。
喫茶店のメニューを作っているのは全て彼女、豪華ではないが素朴で優しい味が人気。
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